2019年01月03日
井上こん著「うどん手帖」読了
年間うどん摂取量500杯という福岡生まれのフリーライター、
井上こんさん著「うどん手帖」読了。
「死ぬまでに一度は食べたい!! 全国の名店50+α」
のサブタイトルが示すとおり、
井上さんが選んだ50店のうどん屋さんを紹介する、
うどん愛溢れる名著です。
名店50店舗の紹介では、俯瞰ではなく、
自分の目線でお気に入りのポイントをこれでもかと叩きつけてきます。
「今にも水がにじみ出そうな色気のあるうどんが出てきた。
(手打ちうどん かとう)」
「柔らかな口あたりについむふっと笑ってしまった。(伊予路)」
こんなこと言われたら、すぐにでもお店に行きたくなっちゃうでしょw
さらに嬉しいのが「ごぼう天が、好きだ!!」と銘打たれたごぼう天特集。
福岡のうどんに欠かせないごぼ天の歴史、
軽←→重とトラディショナル←→モダンでプロットした
「ごぼう天コレクション」、
5タイプのごぼ天分類などなど、
福岡県民のごぼ天愛を刺激しまくりですw
井上さんのうどん愛は麺や出汁など、うどんそのものに留まらず、
生み出す店主や形を変える前の小麦にまで向けられてます。
しかも盲目の愛ではなく、原料や技術、修行先など、
美味しさの理由をきっちり分析してて、もう恐れ入りましたって感じ~。
ただいま筑後南部の和菓子屋さんをもり立てるため、
いろいろと調査をしていますが、
井上こんさんの情熱と愛、そして冷静な目を見習いたい、
そう思わせる素晴らしい本でした。
超オススメですよ~♪
※うどん手帖(amazon)
https://www.amazon.co.jp/…/ref=cm_sw_r_tw_api_i_L8CiCbXWZH1…