2019年01月15日
漣プリモースロック
柳川古文書館で入手した明治37年6月10日の柳河新報2面、
「通俗講和 鶏の話(下)」で鶏の品種解説のなかに
「漣プリマウス、ロック」という記述を発見しました。
これは「はかた地どり」や「はかた一番どり」の
交配に使用されている「横斑プリマスロック」のこと。
福岡では昔から横斑プリマスロックのことを「さざなみ」と呼び、
肉が美味しい鶏とされてきたのですが、
これは福岡に導入された当初、
品種名が「漣(さざなみ)プリマスロック」と
されていたためだと思われます。
これまで見つけた最古の記録は、
福岡県立農業試験場が明治41年から行った家禽試験
(福岡県立農業試験場100年史)の
「漣プリモースロック」でしたが、
今回の発見で4年遡ることができました。
っていうか、ほんとは柳河新報に掲載されてる
和菓子店の広告を洗い出してるんだけど、
こんなのばっかで進まないのよねw
Posted by 朝倉2号 at 22:00│Comments(0)
│九州鶏すき学会主任研究員