2019年05月31日
妙見神社氷室祭の名物「雪餅」。
妙見神社氷室祭の名物は「雪餅」。
その昔、領主が無事に夏越できるよう住民が献上した
深山の残雪に見立てたお菓子です。
さすが「名物」というだけあって、
境内やその隣は雪餅のお店がいっぱい。
7店舗までは確認したけど、もっとあったかも。
この雪餅を食べると厄が去ると伝えられているとのことで、
どの店も雪餅を買い求めるお客さんが長蛇の列でした。
で、作り方は次のとおり
1 木枠のスノコの上にさらしを張る。
2 障子の纂のような格子をさらしの上に置く。
格子の数はお店によって異なるが、
6×6または7×7で、その深さも異なる。
3 つるした篩(ふるい)から格子のなかに米粉を落とす。
4 丸めてつぶした餡を、格子のなかに置く。
5 その上から、格子の枠いっぱいになるまでさらに米粉を落とし、
表面が平らになるようならす。
6 格子を揺するようにしながら丁寧にはずし、
木枠ごと蒸し器に置いてふたをする。
7 6~7分ほどで蒸しあがる。
蒸しあがった雪餅の上にさらしをかけ、
その上から板を重ねて蒸し器からはずす。
その際、上下をひっくりかえす。
8 売り場であつあつの雪餅をパック詰めして販売。
価格はどの店も共通で、7個500円、14個1000円。
パックの掛け紙のデザインも各店共通で、
右下の販売店名および住所等のみ変えてある。
賞味期限6月1日~3日と印刷してあるところから、
この時期しか販売されていないことがわかる。
一部の店では蒸したてをその場で食べることができるよう
飲食コーナーが設置されているが、
そこで食べるには1セイロ(36個)2600円を注文する必要。
家族や友人で雪餅を囲んで食べている光景が見られた。