2022年07月09日
干しいもづくりを習ってきた。
福岡県宗像市は鐘崎の沖に浮かぶ
地島(じのしま)を応援する地島応援団では、
今秋、地島産さつまいもで干しいもを試作する予定です。
ただ、福岡では「干しいも」の食文化がなく、
その製法も見当がつきません。
というわけで、鹿児島県さつま町の農産物加工場、
ちまちま幸房の坂元さんに、
干しいもづくりを教えていただきました。
坂元さん、わざわざお時間をつくっていただき、
ありがとうございます~♪
坂元さんに教わる干しいもづくり。
まずはさつまいも(紅はるか)を洗い、皮つきのままカット。
小さなお芋はそのまま鍋に入れて蒸します。
今回の研修は、鹿児島県曽於市財部町で
「大切な誰かと一緒に食べたくなる」焼き芋づくりをしている
育家(はぐハウス)の「とっくん」と「さとっち」とご一緒。
焼き芋にできない大きさのお芋を干しいもにできないか、
いろいろと考えておられるんだそうです。
※育家(はぐハウス)
坂元さんのお話を聞いている間に、
さつまいもが蒸しあがりました。
坂元さん、蒸しあがったばかりのさつまいもを手に取り、
あつあつのまま皮をむぎ始めます。
なんでも冷めるとむきにくくなるということで、
次から次へと皮をむいていきます。
むいたお芋は厚さ0.5~1センチにスライスします。
断面に見える白い部分は、恐らく「シロタ」「中白」と呼ばれるもの。
いもが肥大する9~10月に土が乾燥すると、
いもの水分含量が少なくなり、
この「シロタ」ができるんだそうです。
「シロタ」は食味が落ちるということなので、
発生しないよう栽培時の水やりに気を配る必要がありますね。
※農研機構プレスリリース
「干しイモのシロタは
サツマイモが肥大する時期の水分不足により発生する」
干しいものなかでも人気の「丸干し」は、
もしかして小さなお芋でつくるのでは?
ということで、小さなお芋もむいてもらいます。
ただ、坂元さんによると「皮つき」が人気なんだとか。
なるほど、皮つきだと手間もかからないのでラクですね。
皮むき、カットしたお芋をバットに並べ、
乾燥機にいれてスイッチオン。
60℃で3時間、乾燥させます。
できあがりました~~~~、ウソですw
時間短縮のため、
坂元さんが事前に作っておいてくれました。
どこかのテレビ番組みたいですねw
このお芋と脱酸素剤を袋に入れ、真空パックしたらできあがりです。
坂元さんのお陰でとりあえず干しいもづくりの基本は押さえました。
あとは実践あるのみ。
試行錯誤しながら、オペレーションを決めていきたいと思います。
Posted by 朝倉2号 at 14:00│Comments(0)
│宗像・地島応援団